2024年7月22日、Twitter上でショッキングな動画が大炎上してしまいました。
炎上した動画の内容は、中国人観光客らしき男性が、奈良公園名物の「鹿」を複数回に渡って蹴り、最後にはビンタしてしまうという、衝撃的な内容。
その動画がTwitterに投稿されたようですが、最初に投稿された大元の動画は既に削除されてしまったとの事。
なぜ、大元の動画は削除されてしまったのでしょうか?
一部では、「この男性は日本人なのでは?」という憶測も出始め、ネット上は騒然。
今回の記事では、残された動画や、Twitter投稿からこの騒動の詳細を調査していきます!
「中国人」奈良の鹿を蹴る?問題の動画を検証
先ほどご紹介したショッキングな出来事…
まずは、問題の動画を見て行きましょう!
この動画の舞台となってしまったのは、奈良県奈良市春日野町にある『奈良公園』。
言わずと知れた奈良県の有名観光地で、昔から国内旅行の目的地としても人気で、家族連れや修学旅行が賑わう人気スポット!
近年では日本を訪れる外国人旅行客が急増し、特にも奈良公園は日本の歴史的文化に触れる事の出来る場所として、世界中から注目の集まるスポットとして知られています。
そんな奈良公園の名物と言えば公園内に無数に生息している『鹿』。
2023年の調査では、奈良公園に生息する鹿は約1230頭という調査結果が出ており、観光客が与える餌を求めて沢山の鹿たちが集まってくる様子は、テレビでもよく見る光景です。
蹴り2発、ビンタ1発
今回は、このかわいい『鹿』達が被害者となってしまいました。
動画の中では、画面奥から歩いてきた男性が、進路上にいた鹿をめがけて蹴りを1発。
ビックリして戸惑っている様子の先ほどの鹿に向けて、更に蹴りを1発。
その直後に、男性の様子を伺っていた様子の別の鹿にビンタを1発。
現在流出している動画はここで終了。
確かに、動画に写っている歩道上には多くの観光客の他に、無数の鹿たちが存在し普通に歩くのは困難な状況は一目瞭然。
鹿に興味の無い人からしたら、確かに「邪魔な存在」なのかもしれません。
とはいえ、攻撃してきた訳でもない鹿が邪魔だからと言って、いきなり何発も蹴り飛ばすのは明らかにマナー違反ですね…
鹿を蹴ったのは日本人の可能性も?
先ほどの動画では、男性が画面奥から現れて、鹿を蹴って立ち去るシーンを共有させて頂きました。
風貌は「アジア系」である事は間違い無さそうですが、着衣などから国籍を判別する事は出来ません。
しかし、この男性がカメラに近づいた時に、「どけ」と言っているようにも聞こえる音声が収録されており、ネット上の一部では、
と言った意見も見られています。
最初の投稿動画が削除されたのはなぜ?
Twitterの投稿を見て行くと、気になる内容の書き込みが…
という、興味深い内容のツイートが。
恐らくですが、元のTwitter投稿には「鹿」を蹴った男性の国籍が分かる何らかの証拠が残っていたのかもしれません。
手がかりとなるYouTube動画
残念ながら、現在は削除されてしまった「元の投稿」を見る事は出来ませんが、YouTubeには前の章でご紹介したTwitter動画の続きが収録されていました。
このチャンネルの動画は、普段から奈良公園で鹿の様子を撮影している方が投稿しているようで、この他にも普段の奈良公園の鹿たちの様子や、鹿とふれあう観光客の姿が収められています。
今回炎上している問題の動画は、この動画の切り抜きが使われ、Twitterなどで拡散されている様子。
問題のシーンは動画の「4分30秒」付近から。
画面奥から歩いてきた男性が、鹿を蹴って立ち去っていく内容はTwitterでも確認できましたが、こちらの動画ではその続きが垣間見れるシーンが!
大きなヒントとなるのは動画終了間際「4分46秒」付近
動画終了間際のテロップには…
という字幕テロップが!
恐らくですが、この動画を撮影した方が、鹿を蹴って立ち去った男性に『注意』を行っていた可能性が有ります。
その注意を行った際に「鹿を蹴った男性の国籍」に繋がる何らかの手がかりが動画に収録されていて、そのシーンを含んだツイートが拡散されるのを防ぐ為に、重要な証拠となりそうな投稿に『警告』が来てしまったのかもしれません。
まとめ
とどまる事を知らない円安効果により、外国人観光客は増加の一途を辿っており、観光客がごった返してしまう「オーバーツーリズム問題」も各地で叫ばれるなか起きてしまった、今回の「鹿を蹴る騒動」。
鹿を蹴った男性の身元は定かではありませんが、どんな理由があれど無抵抗な動物を一方的に傷つけるのは明らかな倫理違反。
国籍関係なく、この男性には反省が求められて当然です。
ちなみに、奈良公園の鹿は「神の使い」として古くから保護されてきた天然記念物。
今回鹿を蹴った男性は「神の罰」を受ける前に、自ら改心してほしいものです。