パリで行われているオリンピックで衝撃的な試合が物議を呼んでいます。
問題となったのは「女子ボクシング」。
なんと、この試合に「男性?」が出場し、あまりのパンチ力の強さから、相手チームの女性がまさかの試合途中に「棄権」。
これを受けて、世界中から「ありえない」と怒りの声が相次ぎ、この話題が大炎上しています。
この記事では問題となった試合の動画もご紹介!
既に削除されてしまった元動画の解説も含めてまとめていきます。
男性がパリ五輪女子ボクシングに出場?
8月1日に行われた、「ボクシング女子66キロ級」の2回戦。
赤コーナーのイマネ・ケリフ選手(アルジェリア)と青コーナーのアンジェラ・カリニ選手(イタリア)の一戦が行われました。
問題となっているのは、赤コーナーのイマネ選手。
実はこの選手、国際ボクシング協会(IBA)が主催した昨年の世界選手権で、性別適合検査に不合格となり出場権が剥奪されていました。
しかし、パリ五輪では出場規定がIBAよりも緩かったことから、今回イネマ選手は「女性」として出場。
66キロ級の2回戦開始早々、赤コーナーのイネマ選手の力強いパンチが炸裂し青コーナーのアンジェラ選手を追い込むシーンが。
青コーナーのアンジェラ選手がセコンドに何か訴えるようなしぐさをし、試合は一時中断。
そこでセコンド側から、「棄権」の申し出があったものと見られています。
国内著名人からも批判の声
この問題に対して、世界中から「ありえない!」として、怒りの声が五輪主催者に対して多数寄せられています。
日本の著名人からも続々と批判のツイートが寄せられ、
「ひろゆき」さんや、「フィフィ」さんも今回の件に関して「ジェンダーに寛容すぎる」「女性の大会に参加させるのは、女性の機会を奪う」などとツイート。
今回の件に関して苦言を投稿しました。
この他にも、ひろゆき氏もTwitterに問題の試合動画と共に苦言を投稿していたのですが、引用していた投稿動画が削除され、現在は閲覧できない状態に。
問題となった試合の写真などはまだ閲覧出来る状態ですが、元ネタとなった試合映像は削除されてしまっている模様。
削除された動画はどこで見れる?
8月2日の未明までは閲覧できる状態だった『問題の試合動画』。
現在は削除されてしまい、最初の発信者の投稿を見る事はできません。
現在は、Twitter上で別の動画や、個人的に編集された動画が何本か出回っている状態。
残されたTwitter上の動画が削除されるのも時間の問題になりそうです。
またYouTubeでも著作権の関係から、試合動画をフルで引用している物は見受けられず、YouTubeでも閲覧は難しい状態のようです。
まとめ
『棄権』直後に、青コーナーのアンジェラ選手は悔しさから泣き崩れてしまうシーンが。
人生の大舞台にやっとの思いで辿り着いたのに、まさかの対戦相手が現れ失意してしまうのも頷けます。
しかし、赤コーナーのイネマ・ケリフ選手もパリ五輪は性別適合検査に合格し、ルールに則って出場しています。
イマネ選手はトランスジェンダーではなく、男性か女性かの区別が難しい、性分化疾患の一種であると言われています。
あいまいな出場基準で選手達を不幸にしてしまわぬよう、大会主催者には「ジェンダー基準」に対する見直しが迫られています。