パリオリンピックの女子ボクシング66㎏級に出場しているアルジェリアの「イマネ・ケリフ」選手。
2回戦でイタリアのアンジェラ・カリニ選手との対戦が物議を呼び、「イマネ・ケリフ」選手の性別は男なのでは？と、世界中で大論争が起こっています。
確かに見た目はかなりグレーゾーンな「イマネ・ケリフ」選手。
この記事では、イマネケリフ選手の「声」に着目！
イマネ選手本人の肉声動画から、性別を徹底検証。そこから見えてきた「あるはずのアレが無い」衝撃の事実とは？
イマネケリフの性別は結局何？
女子ボクシング66㎏級の2回戦終了後から問題視されていた「イマネ・ケリフ」選手の性別。
この試合で相手選手のアンジェラ・カリニ(イタリア)選手は開始46秒で「棄権」。
理由は「自分の命を守らなければいけない」だった。
つまり、あまりにも相手選手の「パンチ力」が異常だった為、試合を放棄せざるを得なかったのです。
棄権したアンジェラ選手はその場に泣き崩れ、「他界した父の為に出場したが、目標を果たせなかった」と悔しさを滲ませていました。
イマネケリフ選手の性別
結論から申し上げますと、イマネ・ケリフ選手は限りなく「女性」に近く、疑問視されているトランスジェンダーでもない様子。
イマネケリフ選手は女性でありながらも、通常は男性にしか無いはずの「XY」染色体(男性染色体)を持っており、男性ホルモン値が高くなる性分化疾患やアンドロゲン不応症の可能性があるとの事。
・身体的な特徴が、一般的に定められた男性または女性のいずれかに明確に当てはまらない状態
・体が男性ホルモン（アンドロゲン）に反応しない遺伝的疾患で、遺伝的には男性でも外見や性的特性が女性に近い状態
つまり、イマネ・ケリフ選手は限りなく「女性」に近い性別ですが、男性としての特徴もあるという事が言えます。
「トランスジェンダーでは？」という意見が囁かれていますが、「元男性」という訳では無いようです。
過去にイマネケリフ選手は性別検査で不合格だった？
2023年に開催された世界選手権に出場したイマネ・ケリフ選手。
その際に行われた性別検査で、通常は男性にしか無いはずの「XY」染色体(男性染色体)が検出され、失格となっていました。
今回のパリ五輪では、規定により「女性」と認められてボクシング競技に出場出来たイマネ選手。
念願の五輪出場は果たしましたが、性別騒動の波紋は更なる広がりを見せてしまっています。
イマネケリフ選手の動画の「声」で性別を検証！
イマネ・ケリフ選手の性別を確かめる手段の一つとして「声」があります。
もし「男性」なのであれば低い声になるのは当然ですよね！
早速、イマネ選手の「肉声」を聞いてみましょう…
YouTube動画には、イマネ・ケリフ選手がインタビューを受ける様子が残されています。
この動画の3分16秒付近から、インタビューがスタートしますが、実際のイマネ選手の「肉声」を聞いてみると、確かに「女性」っぽい声に聞こえます。
インタビュアーの女性と比較すると、やや低い声ではありますが、それでも「男性」と言い切れるほど低い声ではなく、女性らしい声をしているのは間違い無さそうです。
イマネケリフ選手は、男にあるはずの「アレ」が無い？
この記事で最も着目したのが、イマネ選手の『喉元』。
通常、男性であれば『喉ぼとけ』があるはずです。
しかしイマネ選手のどの写真を見ても「男性らいい喉ぼとけ」は確認できず、喉元は女性らしいと言わざるを得ません。
もちろん、喉ぼとけの有無だけで性別を断定する事は出来ません。
しかし、少なくともイマネ選手が「トランスジェンダーでは無い」と言える一つの判断材料になりそうです。
まとめ
4年に一度の平和の祭典に暗い影を落としてしまった今回の「女子ボクシング性別騒動」。
渦中のイマネ選手には世界中から批判が集中し、ルールに則って出場したにも関わらず非難を浴びています。
また2回戦で棄権した選手も、念願の五輪出場だったにも関わらず、力の差が有り過ぎる相手に撃沈されてしまう結果に。
今回の悲劇を生み出してしまったのは両選手ではなく、「あいまいな出場規定」。
IOCには現代の実情に沿った規則改変が求められています。
