【リニアは必要か?】リニア新幹線が必要な18の理由
リニア中央新幹線の着工に反対してきた静岡県知事の川勝平太氏が2024年5月9日に辞職した事を受けて、
「これでやっと工事が進むのでは?」と期待の声が上がっていたなか、リニア開業にまたもや「冷や水」を差すニュースが話題となりました。
自民党 元幹事長の石破氏から「リニアは本当に必要なのか?」との発言が飛び出し、リニア必要論に懐疑的な主張を表明しました。
リニアに対する国民の理解度は?
確かに、「なぜリニアが必要なのか?」と自分に急に問いかけられたら具体的な意見は何も答えられないような気がします。
私自身、乗り物は好きなので電車や航空機のニュースは普段から見ていますが、リニア推進派の意見とリニア反対派の意見を具体的に理解しているわけではありません。
周りの人間もリニアの話題を口にしている人は私の周りには1人もいません。
とは言え、リニア事業は「国家プロジェクト」。
少なからず税金が投入されており、開業するしないでは私たちの生活を大きく左右する可能性が有ります。
そこで今日は、「リニア推進派」の意見として、リニアが必要とされる18の理由についてまとめて行きたいと思います。
次回は「リニア反対派」の意見もまとめていきますので、右寄りとか左寄りっていう批判はご容赦下さい!
リニアが必要とされる18の理由
それでは、さっそく日本のリニア新幹線(中央新幹線)が必要な理由を18個挙げていきましょう!
1:速達性の向上
リニア新幹線は東京~大阪間を約1時間で結ぶことが可能で、移動時間を大幅に短縮する事が可能になります。
※従来の新幹線「ひかり号」では約3時間かかります
2:経済成長の促進
都市間のアクセス向上により、リニア駅周辺地域の経済活動が活発化し、地域経済の成長が期待されます。
3:交通渋滞の緩和
高速鉄道の利用により、道路交通の渋滞を軽減できます。
4:災害時の代替手段
地震や台風などの自然災害時においても、耐震性能に優れたリニア新幹線は信頼性の高い交通手段となります。
5:エコロジカルな移動手段
電力を使用するリニア新幹線は、航空機や自動車に比べてCO2排出量が少なく、環境負荷が低いです。
6:地域間の格差是正
リニア新幹線の整備により、都市と地方のアクセスが向上し、地域間の経済格差を縮小できます。
7:観光業の振興
高速での移動が可能となることで、地方観光地へのアクセスが容易になり、観光産業の発展が期待されます。
8:国際競争力の強化
高速鉄道技術の発展により、日本の技術力を世界にアピールし、国際的な競争力を強化できます。
9:時間価値の向上
移動時間の短縮により、ビジネスや個人の時間の有効活用が可能となります。
10:インフラの近代化
リニア新幹線の建設は、最新の技術とインフラの整備を促進します。
11:既存新幹線の混雑緩和
東海道新幹線の混雑を緩和し、利用者の快適性を向上させます。
12:人口増加への対応
今後の人口増加や都市部への人口集中に対応するための新たな交通手段を担えます。
13:雇用創出
建設・運営に伴い、多くの雇用が生まれます。
14:安全性の向上
リニア技術は既存の鉄道に比べて脱線のリスクが低く、安全性が高いです。
※リニアは高速走行時は車輪を使用しない為、レールが必要ありません。
15:都市圏の一体化
都市間の移動が容易になることで、大都市圏が一体化し、経済圏の拡大が見込まれます。
16:技術革新の推進
リニア新幹線の開発は、他の産業分野にも波及する技術革新を促進します。
17:国土強靭化
新たな交通インフラ整備は、国土全体の強靭化に寄与します。
18:国際的な交通拠点の形成
リニア新幹線により、日本がアジアの交通ハブとしての地位を強化できます。
羽田・中部国際・伊丹・関西国際などの日本の主要空港間が陸路で事実上2時間程度で結ばれます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
リニア浮上式の鉄道は1962年(昭和37年)から研究が進められ、半世紀以上が経過した今、やっと開業目前を迎えていました。
しかし、静岡県のリニア工事反対などの逆風が強く2027年の開業は断念。2034年以降まで開業がずれ込む事が決定しています。
国の運命を左右するといっても過言ではない「国家プロジェクト」。
海外からも注目を集める巨大なプロジェクトです。
日本という小国が世界での存在感をキープし続ける為には、
「やるのか」「やらないのか」というはっきりとした意思表示が必要な気がしてなりません。
円安が進み、世界での存在感が薄れ続ける日本をこのまま見届けるのは、何だか寂しい気がするのは私だけでしょうか?